僕もあなたもゆとり世代、かも

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喜劇王チャールズ・チャップリンは死後もコメディ事件に巻き込まれたことで有名。
なんと棺桶ごと死体を墓場から盗まれて、身代金を要求されてたんです。
犯人によって棺桶は持ち運ばれ、一時的に埋め直された麦畑には、
後に畑の所有者が小さなステッキをつけた十字架を立てたっていうんだから小洒落てていいよね。
っていっても僕はその事件を去年ぐらいに見た映画で知ったんですけど。

↑そうそうこの映画です。
フランス映画なんでハリウッド映画ばっかり見てる僕にはテンポの悪さがどうも性に合わないんですが、
これが実話ベースだってことも合わせてコミカルに描かれてるんで面白いです。
気が向いたときにでも見てみてください。

そんなわけで前回のブログのタイトルはChaplinを逆さまにしただけなんです。
喜劇王をひっくり返して悲劇のヒーローなんて安直なタイトルで実にばかばかしい。

ところで、一番最後にゆとり世代なんて書いたけど、
ちょっと前まで某ドラマの番宣もあってバラエティ番組でゆとりゆとりうるさかったですね。
何なんだ一体、あたかも平成生まれが全員ゆとり世代みたいに言いやがって!
ゆとり世代は悲劇なのか?厚顔無恥で恩知らずで失敗作なのか?それって教育のせいなのか?
ゆとり教育を決めたのはその時代のお偉いさんであった僕らじゃない!
そもそもゆとり世代っていうのはなぁ…

……ゆとり世代っていうのは……

………何なんだろう………?

あれ?どこからどこまでがゆとり世代なんだ?
ゆとり教育はいつから始まったんだ?
僕はゆとり世代には違いない。
小学校3年生から急に土曜日の学校がなくなったからだ。よく覚えてる。単純にうれしかった記憶が大きい。
そして今はゆとり教育じゃないことも知ってる。いったい誰がゆとり世代なんだ?

とりあえず一般的にゆとり世代だと言われる世代っていうのは、
2002年から2010年までに小・中学校教育を受けた人たちで、1987年~2003年生まれが該当する。
いわゆる土曜日授業がなかったり授業内容が減ったり絶対評価になったりした人たちだ。
円周率が3になるとか騒がれたりもあった。完全に誤解なんだけども。
しかしながら1999年生まれ以降は中学校からゆとり教育を受けていないので、
ゆとり教育の影響を強く受けた世代とは言い難い。
現在の高校生に対してゆとり世代という呼称が似合わないと感じるのはこれが原因だろう。
逆に1995・1996年生まれは小中の9年間ずっとゆとり教育を受けている。
なんとなくだが、中高の多感な時期にゆとり教育を受けた1987~1996年生まれをゆとり世代と呼ぶのが妥当な気がする。
つまり僕のことだ。1993年生まれだからね。

さらに調べてみると驚愕の事実が発覚した。
一番最初に授業時間削減の教育指導要領が施行されたのは1980年のことである。
小学校での国・数・社・理の合計授業数は以前より約300コマ減少した。
教育分野で「ゆとり」という言葉が使われ始めたのもこのころかららしい。
小学校を対象に施行されたそれは翌年の1981年に中学校も対象となり、授業数は約400コマ減少した。
義務教育である中学校までにゆとり教育を受けた人をゆとり世代とするならば、
最年長のゆとり世代は1966年生まれで現在50歳である。
なんてこった。あの人もこの人も実はゆとり教育を受けていただなんて。
日本人の大半はゆとり世代だったのだ!
…といっても、それ以前の詰め込み教育への反省と脱却が目的のようなので、
教育の正常化を図っているようにも見えるんだけど。

ってことはだ、1965年以前に生まれた人は詰め込み教育で育ってきたのだ。
あまりに濃密すぎるスケジュールから「新幹線教育」などと揶揄されたその教育法、
これこそが正義であると信じて今日も子供や部下に接しているとすれば、これこそ悲劇である。
なぜならその時代を生きた人間が学習指導要領を変更しているからだ。
よかった、お偉いさんは自分の時代こそが正義とは考えず、よりよくなるように考えているのだ。
確かに2002年からのゆとり教育はやりすぎだったかもしれない。
それ故に個々ではなく「ゆとり世代」という評価のされ方をされてしまっているのかもしれないが、
それはいつの時代だって同じことである。人間はやたらとまとめたがる。
ところで、2011年から施行されている脱ゆとり教育では「生きる力」の育成を目指しているらしい。
彼らはどのような呼ばれ方をして、どのように評価されていくのだろうか。

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