僕は深夜の高速道路のSA等で車内で仮眠を取ることが多いのだけど、その時に結構困るのが、SAって結構明るいってこと。施設から離れた駐車スペースであっても意外と照明が多く、また車の出入りも頻繁にあるので光りがちらちら動いて熟睡できない。さらに同じように仮眠中のトラックのエンジン音も結構響いてくるので、できれば音もある程度カットしたい。
そういうわけで、とりあえず間に合わせで買った百均のアイマスクを使っていたのだけど、これが何となくいまいち。ゴムひもを耳にかけるタイプだったので耳が痛くなるし、そもそもあんまり遮光できていないので光りの動きがどうしても意識に入ってしまう。車のシートを軽く寝かせただけの場所で寝ているので、ベッドで寝る時以上にそういう些細な変化が気になって仕方がなかった…。
仮眠用にHUYOU立体型アイマスクを買ってみた
というわけでAmazonで「アイマスク」と検索。やってみると分かるが、Amazonにありがちな、見たことも聞いたこともないブランドの製品が出てきて、まさに世は乱世の戦国時代って感じ。特にアイマスクにはこれといったこだわりはないので、脳死選択でAmazon’s Choiceのものを買ってみた。
それがこれ。HUYOU(ふよう)というブランドの立体型アイマスクだ。
- アイマスク本体
- 耳栓
- 耳栓収納ケース
- 収納袋
が付属していた。はっきり言って見た目はどれイマイチかっこよくない。しかし問題はない。なぜならアイマスクをつけている最中は見えないからだ。
立体成形+ベロクロバンドのアイマスクで圧迫感ゼロの付け心地
アイマスク本体は目の部分と鼻部分が膨らんでいて、なおかつベロクロバンドで長さを調整する仕組み。ベロクロとアイマスク本体の間はゴムバンドでつながっているので、適度な締め付け感で固定することができる。
アイマスクの内側はさらさらした触り心地。おかげで付け心地は軽く、目への圧迫感もない。
フォームタイプの耳栓の性能はそこまで高くないが、仮眠にはちょうどいい
オマケ的に付いてきた耳栓はいわゆるフォームタイプのもので、ぎゅっと縮めると小さくなって、ゆっくりと膨らんでいく。細くして耳の奥に突っ込むと遮音性が高まるが、膨らんだ時の装着感がどうしても左右で異なってしまうのが個人的に好きじゃない。
遮音性としてはそこまで高くないようで、雑音はシャットアウトできるがスピーカーの音などは音量小さめながら聞こえる。個人的には周囲のエンジン音などが適度にシャットアウトされてくれて、目覚ましの音が聞こえればOKなので、これぐらいがちょうどいい。
収納袋に全てまとまる持ち運びの手軽さ
アイマスクを二つ折りにして、目のふくらみによって生まれた空洞に耳栓を挟み込めば、収納袋にまとめてコンパクトに持ち運べる。収納袋もまぁ安っぽいが、さらさらした触り心地で気持ちがよく、そのままアイマスクを保管するよりも清潔感があって悪くない。
実際に使ってみたら、眠りの質がぐんと向上した
というわけで実際に高速道路のSAで仮眠する際に使ってみた。時刻は深夜2時、周りにはアイドリング状態で仮眠するトラックも多く、電灯も明るいので、普通に寝るにはちょっとしんどいシチュエーション。普段の僕ならなかなか寝付けず、3時間ほど寝たつもりでも体力的にはあまり回復しない状況だ。
事前にベロクロバンドのサイズを合わせていたので、頭から被るような感じでアイマスクを装着。すると鼻のふくらみが微妙に自分の顔と合っていないためわずかに光が隙間から漏れるが、それ以外はほぼほぼ完全に遮光されている状態。瞼を閉じれば世界は暗闇に包まれたも同然だった。
耳栓も装着(ただし潰さずにそのまま押し込んだ)すると、周囲の騒音が体感で7割減といった感じで、アイドリングのエンジン音などはおおよそシャットアウトされた。わずかに音は聞こえるが、これぐらいの静けさなら高速道路SA上としてはかなり快適。
で、眠気がピークに達していたこともあり、あっという間に眠りについてしまい、気づいたら目覚まし時計が鳴っていた。普段の仮眠時の眠気が取れていないような感覚はかなり少なく、明らかに眠りの質が向上したような感触。アイマスクもズレてはいたが取れてはいなかったので、仮眠中はずっとアイマスクの恩恵を受けられていたはず。思ってた以上にバンドの締め付け具合もちょうどよかったらしい。
外出先で仮眠する機会が多い人や、眠りの質を向上させたい人は一度買ってみてもいいかもしれない。1300円で快眠が得られるなら安い物である。
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